永久に讃えよ我が光
永久に讃えよ我が光
6/15に宇宙戦艦ヤマト2199 第六章「到達!大マゼラン」の先行上映を観に行ったの巻。

並行して地上波放映もやってるので8月半ばには今回の話も家に居ながらにして観れる訳ですが、何と言っても今回は有名な七色星団決戦のエピソードですから是非とも初日に観に行かなければならないのでした。
とはいえ、今までの先行上映は欠かさず観に行ってますから選択の余地は無いとも言いますが。あとは布教用も兼ねたBD買うかどうかの判断です。

当日は福岡に来る朱里さんと予定が合いそうだったので視聴は夕方の回にしてそこまで天神ホビステでフリプ会。
Onduさんのバーンにボコボコにされたり朱里さんから「まるでゴミのような人」と言われんばかりの視線を受けたりバルさんのペインターに結局負けたりしました。

既にPVと冒頭8分の公開で予習済みですが、やはりドメル機動部隊集結のシーンがBGM「艦隊集結」と共に素晴らしい。
旧作では「各戦線から選抜された精鋭空挺団(でも空母4隻だけ)」でしたが今回は「老朽空母4隻と子供と年寄りばかりの兵」という設定。
主力艦隊が参加できない理由も説明されてる訳ですが、この辺は旧作で不自然だった部分を解消するために逆算して理由を作ってる感じ?
二等臣民の部隊かよ、と馬鹿にされて若い隊員がガミラス国家斉唱で切り返す、映画「バルジ大作戦」のオマージュを噛ませつつ決戦へ。

七色星団決戦といえば名将ドメルの「ドメル(デスラー)戦法」こと瞬間物質移送機による航空奇襲攻撃とドリルミサイルによる波動砲封じ、この辺りは出撃前のドメル自ら聞き役の副官・ゲール君に作戦の構想を語るシーンがあり、かなり綿密に練られた作戦である事が一目瞭然だったのですが今回は慢性的な尺不足が災いしてか物質移送機や特殊削岩弾(ドリルミサイル)を艦隊に積み込む描写は残ったものの、「削岩弾なんて何のために使うんだ?」「上の考える事は分からん…」みたいな作業員のやり取りで終わってしまってちょっと説明不足かも。

この特殊削岩弾の先端に人が出入りできそうなハッチが今回もちゃんと付いている時点で嫌な予感はしてたのですが…(笑)
戦闘の経緯はリメイクにあたっても残念ながら変えちゃいけないポイントなので見事波動砲口に突入した削岩弾は内部からの工作で逆転させられてすっぽ抜け、そしてそれが運命であるかのようにドメル艦隊の戦闘空母に向かって飛んで行ったのでありました。
旗艦が戦闘不能になりヤマトに最後の通信を送るドメル将軍、ここも大塚明夫さんの演技が光りますがドメル乾坤一擲の自爆をもってしても今回は第三艦橋すら落ちないのでした…合掌。

ここまでが19、20話。
続く21、22話はガミラス本星突入前の最後の骨休め的な回、ズォー何とか大帝さんを崇めているらしい緑色の肌の蛮族とかもたくさん出てきます(笑)

なんだかんだあってヤマトとガミラス艦が並んで停泊したり、地球(火星)人とイスカンダル人とガミラス人が並んでパフェ食ってたり、地球人とガミラス人が2人でお茶してたりしてたので七色星団戦で受けたダメージの修理は大丈夫なのでしょう(笑)

ドメル将軍国葬のシーンは後輩格のギレン総帥に負けぬデスラー総統の名演説が聞けるかと思ったのですが、今更イスカンダルを併合してガミラスに希望をもたらすとかちょっと何言ってるか分かりませんね(笑)
全てを滅ぼす悪魔の船がもう近くまで迫っているというのに(笑)

そして沖田艦長の大号令の下、最後の大ワープでついにイスカンダルの目前まで到達したヤマトに向かって放たれる謎の巨大ビーム砲、これは(視聴者的に)まさか…!という所で〆。

今後どうなるのかさっぱり見当もつかないキャラが大勢居ます、藪とか(笑)

ただしかなり重要な経緯が沖田艦長のモノローグで済まされてしまう辺り、ここにも尺不足を感じさせます。
あとついに作画的に力尽きた気配、TV放映と一般向けBD発売までに直ってくれれば良いのですが…最終章の作業も大詰めのはずだし無理かな。

今回は七色星団はタランチュラ星雲という実在の星雲にある設定になっていて宇宙空間にも関わらずまるで雲海のような光景で繰り広げられる海戦風の戦闘シーンはかなり見ごたえありました。
現代のメカデザインと表現技術でこの戦闘がもう一度観られた事は感無量と言っても過言じゃないのですが、やっぱり説明不足なんじゃないかというのは気になる所。
旧作知ってる私などはその知識で補完してしまうので旧作未見の人に感想を伺いたくもありますが、私の周辺を見た感じそもそもヤマト自体が老若問わず微妙に食いつきが悪いという印象。

とりあえず今回のドメル艦隊の模型化を激しく期待していたのですが、設定的には今回の戦闘空母(模型化確定)でさえ390mなのでヤマトと同スケールの1/1000でも39cm、見た感じ戦闘空母より大きい三段空母群は模型化されても確実に40cm越え、という所で断念。最上段飛行甲板にHG可変機ガンプラの飛行形態とか飾れちゃう感じ?
ついでに旗艦のドメラーズIII世に至っては全長730mの設定、もう模型化する気ないだろ!

もう食玩みたいなサイズの奴でいいから並べやすい奴をお願いしますよバンダイさん…

で、翌16日放映の第11話を見てたらドメル艦隊がズォー何とか大帝さんを崇めているらしい蛮族艦隊相手に無双していたのを見て微妙な気分になったのでした(笑)

そしてガミラス国歌が頭から抜けない、困った!

コメント

府徳院朱里
2013年6月21日8:08

>「削岩弾なんて何のために使うんだ?」「上の考える事は分からん…」
ジオングの足と同じ流れにフイタw

ROMa
2013年6月21日20:17

>朱里さん

ここはドメル将軍自らドヤ顔で新兵器と作戦の説明する所がよかったのですが、慢性的な尺不足のせいでこんな事に…

旧作と同じ全26話にも関わらずキャラクター増えてる上に出渕監督のガミラス愛が溢れすぎてガミラス側の描写に尺を割きまくればそうもなろうという物ですが。
まあガミラス好きには堪りませんけどね!

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